ご注文ブーケ
2024年07月26日

大阪市でクラッチブーケをウェディングに!日常に!クラッチブーケの今を解説

通りすがりのフラワーショップに丸く束ねたお花のアレンジが店頭に並んでいました。思わず手にしたら、そのままお家に飾りたくなります。お花の顔がそれぞれ見えて、お家にある器にそのまま入りそうです。お店専用の容器が花束とセットになっていて持帰り可能になっているから便利です! これは街のブーケのお話ですが晴れの日に花嫁様が持つブーケにも、お花を束ねた花束風ブーケなる「クラッチブーケ」が大人気です。そこで今回はどのようなタイプのブーケなのかを、分かりやすく解説していきます。

クラッチブーケの特徴と実際

その人気のクラッチブーケとは、そもそも英語の「clutch」で、意味はつかむ(take hold of) やまた通常人の手でしっかりつかむ(hold firmly)というところから、ぎゅっと花を束ねたデザインブーケを指します。
大切なお式のブーケとはいえ、ブーケの持ち手は束ねた茎のままをあえて見せ、カジュアル感も備わったデザインです。クラッチブーケが人気の理由は、自然志向やナチュラルさが好まれるトレンドの波に乗っているからでしょう。

クラッチブーケの花材をご紹介

今ではフラワーアレンジの分野でも、「造花」や生花を加工着色して枯れないようにした「プリザーブドフラワー」が人気です。また最近はナチュラルで豪華な造花「アーティフィシャルフラワー」も好評です。ですが、結婚式のブーケについては花嫁様が選ぶお花の種類といえば、「生花」の割合が今も多いようです。

そこで、クラッチブーケに関して気をつけることがあります。花束のように茎の部分をまとめて持つブーケのため、茎を切りっぱなしにし、むき出しになりますから、状況によりお花に含んだ水分が早い段階で蒸発して乾いてしまいます。また葉や茎から出る汁で、大切なドレスをよごしてしまうことも起こり得るのです…

クラッチブーケの注意点

今までのブーケはあまりそういうことを気にする必要がありませんでした。「生花」のウエディングブーケでは、「ブライディネット」または、「ブーケホルダー」という、ブーケ専用の水を含んだスポンジの部分に下処理したお花を挿して作るため、そこからお花は水を吸収することができました。

でも、クラッチブーケになると、そういうことがなかなかできません。茎をあえて見せるというのが人気のデザインとされていて、ナチュラルで自然な感じこそ花嫁様が求めるニーズだからです。

そういう訳で、クラッチブーケをもたれる際は下記をぜひ気をつけていただきたいです。
いつ、どこで、どんな状況でブーケをもたれるかと言うこと。それによって、選ぶお花の種類も変わります。

・室外で例えばお庭でのガーデンウェディング
・初夏から真夏のサマータイムウェディング
・長時間のご披露宴パーティー

このような状況なら、生花の水分が早く蒸発するのが想像できます。また考えられるのは、持ち手の茎部分を直接持つように作られたクラッチブーケのため体温も加わってより蒸発が速くなる点です。「生花」を選ぶときには、水持ちが良い花で暑さに強い花を選ぶことが大切になります。

生花以外の花の選択

そこで、生花と見違えるほどの高品質な「アーティフィシャルフラワー」や「プリザーブドフラワー」の花材も、ブーケの花として選ばれていますからすでにお伝えしたように、「生花」の「クラッチブーケ」は、そのまま茎をきりっぱなしにするため、お花選びにも配慮しますが、前者の「アーティフィシャルフラワー」では、その心配もなく、好みの花を気軽に取り入れていただけます。

当然「生花」のように水を含んでいないので軽く、またしぼんで形が変わったりしません。さらに花自体の向きや、曲がり具合も調整できて扱いやすいです。そのため、ブーケ制作者が思い通りに仕上げたデザインをキープできます。何より花嫁様にとって、生花のようにとり扱いやメンテナンスの注意点が少ないため、最高の晴れの日を伸び伸びと思う存分に楽しんでいただけることになります。

これからの季節、特に暑くなりますのでその点も踏まえてクラッチブーケをご準備されるのが良いでしょう。

クラッチブーケ〜ウェディング編

クラッチブーケとウェディングドレスの関係

さてウェディングで欠かせない晴れの日のドレス選び。ブーケのデザインは、花嫁様が胸ときめくドレス選びをされた次の段階です。

そこで、ナチュラルな印象のある茎を束ねたクラッチブーケに似合うドレスについても、ここでお伝えしておきましょう。ボリューム感より、スッキリとしたラインの下記ドレスタイプとの相性が良いですね。

・Aライン ウエストから裾にかけて徐々に広がる        
・マーメイドライン 裾が人魚の尾ひれのように広がる
・スレンダーライン ふくらみが無いストレートタイプ
・エンパイアライン 胸下切替えで裾まで緩やかに長い

いかがでしょうか?
ブーケの種類やデザインも花嫁様が選ぶウェディングドレスが決め手ということですね!

クラッチブーケの制作方法

(同タイプでも花材やデザインによって制作方法が異なる場合もございます。)

それでは、クラッチーブーケを制作してみましょう。今回は作る過程で、必需品の道具をご紹介しておきます。
ホームセンターや手芸店、ネット通販サイトでも売られていて揃えやすいものです。

【使用する道具】

・はさみ
・ニッパー(ワイヤーや造花を切る)
・フローラルテープ(伸ばしながら使うと粘着性がでる花用のテープ)
・紙巻きワイヤー (茎の補強、加工して別に茎を作るときに使う)

【制作の手順】

続いて、クラッチブーケ制作の手順を具体的に見ていきましょう。
*下記のお花の種類によって、初めにそれぞれ前準備をしておきます。

フレ ッシュフラワー(生花):
 花より下の茎部の葉を取り除く
プリザーブドフラワー:
 花にワイヤーを通し茎部を補いテープを巻く
アーティフィシャルフラワー :
茎短かや無しは茎部をワイヤーで別に作る  

【手順1】花の葉を取り除いたり茎部を別に作る
【手順2】大きめの花をまとめる
【手順3】中ぶり・小ぶりの花とグリーンを追加
【手順4】花をまとめた外側にグリーンを追加
【手順5】ワイヤーとテープで固定する
【手順6】リボンをつける

手順1~4については、大きめの花や主役にしたい花を1~数本まとめて片手に握り真直ぐに固定します。空き手で中ぶりの脇役になる花々を、①の花を中心に一回りするよう添えていき、小花の花やグリーンを足しながら、ブーケの形を整えましょう。さらにグリーンをまとめた花の外側に補っていくと、ブーケ全体が整形され美しい仕上がりになります。

手順5、6は、紙巻ワイヤーにフローラルテープをさらに巻くと、そのワイヤー自体が頑丈になり、全体の茎部をまとめ留めていく時に役立ちます。その後、茎の長さを適宜切りそろえていきますが、長めに残すとトレンド感が出るでしょう。左記のワイヤーでねじって留めた残りのワイヤーの先端の処理は2つ程あります。ここでは一般的な方法として、フローラルテープを巻いて隠します。その隠しテープの部分をサテンやナチュラル素材のリボンで結んで仕上げます。

以上の説明から、クラッチブーケの制作も気軽に取りかかることができるのがおわかりでしょう。そうは言っても制作過程で上記の作り方のコツや、ちょっとした工夫点は直に聞かれる方が良いでしょうから、専門教室にお問合せするのが早道ですね。そして晴れの日に備えて、より完成度の高いブーケ作りができます。

クラッチブーケのトレンド

これまでは野原や庭で摘んだ花々を束ねたようなナチュラルな印象のブーケが多かったのですが、その人気が変わってきています。カジュアル感やナチュラルさに加えて、様々な印象のクラッチブーケが楽しまれるようになりました。

そこで、最近のクラッチブーケのトレンドを挙げますと、

・茎の長さはデザインも優先して長めに見せる
・束ねた茎に広がりや動きを出して表情を出す
・様々な種類や色合いの花を組み合わせる
・花の色数を抑えシンプルにまとめ印象的に
・花茎部に小花やグリーン、異素材でアートに
 
これらの傾向から考えられるのは、今までは花嫁様がブーケを持ちやすいようにするため茎の部分はしっかり束ねまとめてリボンを巻き、1本の棒のよう仕上げていました。これは機能性や目的が優先されていたからです。ところが、最近は茎部もデザインの1つとしてあえて、さらに長めに見せ、そこに表情を出していく流れに変化しました。また花材以外のものも付け足してデザインに動きを出したり、一段と華やかにしたり、余分なものを取りはらってシンプルにする傾向も好まれています。

これも、フォーマルな結婚式の堅苦しさを少しでものぞいてイベントの主役である花婿花嫁様の自然さやカジュアル感を求める時代のニーズへと動き出したからでしょう。つまり、おふたりの願いを叶えたデザインが重視され始めました。

そういう意味でクラッチを含めブーケの花材に、生花やプリザーブドフラワー以上に扱いやすく、生花をリアルに再現し本物にはない耐久性や芸術性のある「アーティフィシャルフラワー」が今、注目されるブーケの素材花と言えるでしょう。

大阪市のフラワーアレンジメントスクール

大阪市には、初心者でも自分だけのオーダーブーケを制作できるようにサポートしてくれる、フラワーアレンジメントスクールが数多くあります。あなたに合ったフラワーアレンジメントスクールを見つけて、素敵なオーダーブーケ作りにチャレンジしてみてください。

まとめ

今回は、クラッチブーケの特徴やブーケに選ぶ花材の実際、ドレスとの関係についてポイントをお伝えしました。またブーケの作り方について分かりやすく解説してきました。さらにクラッチブーケの最近の傾向もご紹介しました。クラッチブーケはカジュアルスタイルですから、特別なイベントである結婚式に限らず大切な人への贈りものとしても晴れの日以外もふさわしい花束です。自分だけの特別なブーケとして、また人との絆を結ぶアイテムとしても重宝するので日常生活に気軽に採り入れてみてはいかがでしょうか。

大阪市北区西天満にあります「フラワーアレンジメントスクールSion」では、季節ごとの美しい花をオーダーしたクラッチブーケの制作方法をて丁寧にお教えしています。オーダーブーケ制作に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せください。また結婚式を彩る素敵なオーダーブーケのご注文を承っております。ウェディングブーケ手配を考えている方のお問合せもお待ちしております。